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アクセス回数:1回 リリース日:2024年5月1日
五つ目の季節
作詞 ナカシマ 
作曲 ナカシマ
おいしくるメロンパン
夜の淵で微かに揺れる感情に
目を逸らしていた
花冷えの頃にはいつも

裾を揺らす白いワンピース
そのステップに踏み潰されてく
シロツメクサ

背中合わせで
歩き出した君との距離が
夜を跨いだら

いずれ僕たちは
泥のついた頬を拭った季節が
もう二度とはこないと
気づいていく

止め処ない想いは
意味のない言葉で隠して
今は何も知らない

指の先に僅かに残る感覚を
確かめていた
ざらついたフィルム越しのブルー

八十八夜 風に吹かれ
君の髪に形なす青嵐

そう僕たちは
見窄らしく綻ぶ春が
どんなに傷ついたとて
構いはしない

痣になった頃に
眠れない夜に寄り添って
今は何もいらない

輪郭を確かめたくて
何回だって思い出して
でもどうやったって
肝心なシーンがなくて

散々だったねと笑って
もう一回だけと願って
でもどうやったって
最低な言葉になって
それもまた君らしいね

そして僕たちは
五つ目の季節だけを忘れない
嗚呼 遠退いていく

透けるような空に
思い出してしまうな
今 冷たい春も向かい風も
ステップの最中
君のスカートが揺れた
瞼の裏

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